イメージしたもの。

オタール(otard)NAPOREONです。
シャトー・ド・コニャック社によって醸造されるこのブランデーが
生まれる場所は、フランスのコニャック地方を流れるシャラント川の
川沿いある古いお城。
この古城はフランソワ1世(1494〜1547,仏国王ヴァロア王第9代)の
生まれた場所でもあり、フランス王家のものでした。
ところがフランス革命にて王家の財産は没収され、1797年にコニャック市の
市長であったオタール男爵がこのお城をブランデー醸造所として買い取り、
いまのブランデー蒸留所となりました。
お城の中は年間平均気温15℃湿度90%、これがブランデー作りに
適した環境らしいですよ?
涼しそうだけど、湿度が・・・
原材料となる葡萄は、グランド・シャンパーニュ、
プティット・シャンパーニュ、ボルドリー、ファン・ボワ地区で栽培された
葡萄が使われているそうで、品種はユニ・ブラン、フォル・ブランシュ、
コロンバール呼ばれる複数種類。
場所はコニャック地方シャラント川の流域のどこか、ぐらいに見当は
つくものの(コニャックが産地呼称だから)、葡萄品種は初めて聞くもの
ばかりです。
調べてみたらどうもブランデー作りに使用されるこれらの葡萄品種は
酸味が強く現れてしまううえにアルコール度数が低くなるという理由で
ワイン作りには向かないらしい。
しかし長期間に渡る熟成を経ると酸味は香味へと変化していくので、
ブランデー作りには最適である、ということだそうです。
さて、テイスティング。
香りはどうだったかというと、非常に複雑なものでした。
よくわからない。
ヴァニラ香が見えるのですが、他の香りに覆い尽くされているよう。
他の香りとは、巨峰やマスカットを濃縮させたフルーティーさに加え、
柏の葉や、ハーブ(具体的な種類不明)、紅茶(レモネードティー?)の
茶葉などのドライさが複雑に混ざり合っていました。
繊細。
最初は甘い印象から始まり、次第に渋い部分も見えてきて、終いには
なんだかよくわからなくなってしまいました。
味の強さはフルボディ。
強いけど、アルコール度数40%という高さにもかかわらずストレートで
呑める程のよく熟成されたなめらかさを持っています。
口に含むと葡萄や青リンゴの蜜をシロップで溶いたような甘い印象から
始まり、その甘さがすーっと奥まで伸びてくると次にふっくらと柔かな
オーク樽の木香がふくらみ、そのなかから柏の葉や紅茶の茶葉などの
ドライな印象と、葡萄の甘さが混ざり合って複雑になって・・・
うん、よくわからん。
余韻は若干渋味のほうが甘さより目立つような感じで、長い。
とにかく複雑でした。
甘いだけでなく樽熟成による影響と思われる香りの部分も強くあらわれる
ところにこのオタールの面白さを感じました。
よくわからないけどオススメ。

